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第二種電気工事士技能試験の圧着工具の選び方
第二種電気工事士技能試験で使う圧着工具について質問が多いので書いてみたいと思います。
第二種電気工事士技能試験圧着工具についての質問
よくこんな質問をいただきますので共有します。
第二種電気工事士技能試験で使う圧着工具についてですがホーザンのP-737とロブテックス(エビ印)のAK17Aのどちらがいいのでしょうか?
ホーザンのP-737の圧着の種類は〇・小・中の三種類です。
それに対してロブテックスの圧着の種類は〇・小・中・大の4種類です。
また、ホーザンのP-737はグリップ部が短く片手で圧着が可能ですが、強い力を必要とします。
ロブテックスのAK17Aはグリップが長く、軽い力で圧着が可能ですが、片手での作業はむずかしいです。
第二種電気工事士技能試験ではどちらを使うのがいいでしょうか?
第二種電気工事士技能試験圧着工具の規格について
第二種電気工事士技能試験の圧着工具の選び方
ホーザンのP-737にしてもロブテックスのAK17Aにしても第二種電気工事士技能試験のJIS規格に適合したものなのでどちらでも技能試験に使うものとしては問題はありません。
いちおう確認のためリングスリーブの圧着について書いておきます。
リングスリーブの圧着は、リングスリーブにJIS C 9711に適合する圧着マークが刻印されることが求められます。
リングスリーブ用圧着工具は、JISの「屋内配線用電線接続工具・手動片手式工具・リングスリーブ用」(JIS C 9711:1982・1990・1997)の規格のものとなります。
わかりやすく言うと、握り部分(グリップ)の色が黄色のものを使用すれぱ、〇・小・中の圧着マークが刻印されます。
⇒第二種電気工事士技能試験指定工具について詳しく知りたい方はコチラ
第二種電気工事士技能試験圧着工具 P-737vsAK17A
第二種電気工事士技能試験の圧着工具の選び方
さて、どちらの圧着工具がいいのかという本題に戻ると、当協会としてはホーザンのP-737をおすすめしています。
理由は小さいからです。
なぜ小さいほうがいいのかというと、ロブテックスのAK17Aはグリップが長くてこの原理で圧着は軽い力でできるためいいのですが、試験会場の机の大きさというか、小ささ(狭さ)を考慮すると断然小さいホーザンのP-737が扱いやすいのです。
グリップの大きなロブテックスのAK17Aは試験会場の小さな机の上ではとても邪魔になるのです。
第二種電気工事士技能試験中の作業性を考えるとホーザンP-737が有利というこうことになります。
ちなみにホーザンのP-737は圧着の種類は〇・小・中の三種類、ロブテックスのAK17Aは圧着の種類は〇・小・中・大の4種類ですが、第二種電気工事士技能試験においてはリングスリーブの大を使いことはありませんのでご安心ください。
4種類圧着できたほうがいいんじゃないかという方もいらっしゃると思いますが、いずれ第一種電気工事士の試験を受験される場合でも電気工事士の技能試験については第一種電気工事士であろうと第二種電気工事士であろうと同じで、リングスリーブ大を使うことはありません。
ですので、電気工事士の試験に関してはホーザンのP-737がおすすめの理由であります。
とくに第二種電気工事士技能試験ではホーザンンのP-737が入った技能試験工具セットのホーザンDK-18をおすすめしています。