電工二種技能試験平成26年度候補問題No,3 複線図の描き方
第二種電気工事士 平成26年度技能試験候補問題No,3単線図
平成26年度第二種電気工事士技能試験候補問題No,3の複線図の描き方を解説します。
候補問題は上期試験と下期試験共通です。
平成26年度第二種電気工事士技能試験候補問題No,3の複線図の描き方
①単線図の電源、器具を描きます
「ランプレセプタクル」、「引掛けシーリング(角形)」、「コンセント」、「スイッチ」(確認表示灯付き)を描きます。
確認表示灯(パイロットランプ)はスイッチの上に白丸で描きます。
配線遮断器は端子台で代用されると推測し進めます。端子台にN「-」、L「+」を記入します。
電源は「-」が左にくるように描くと分りやすいです。
②電源の接地側「-」をスイッチ以外の器具につなげる
電源の接地側「-」を「ランプレセプタクル」、「引掛けシーリング(角形)」、「確認表示灯(パイロットランプ)」につなげます。「コンセント」は「確認表示灯(パイロットランプ)」からの渡り配線でつなぎます。
線の接続点を黒丸(●)で描きます。
接地側「-」は白の線なのでW(ホワイト)を線の横に描き加えます。
③電源の非接地側「+」とスイッチ、コンセントにつなげます
電源の非接地側「+」をイの「スイッチ」につなげます。「コンセント」はイの「スイッチ」からの渡り配線でつなぎます。
非接地側「+」は黒の線なのでB(ブラック)を線の横に描き加えます。
④スイッチからそのスイッチに対応する器具につなげます
イの「スイッチ」から「確認表示灯(パイロットランプ)」につなぎます。そこからイの「ランプレセプタクル」、「引掛けシーリング(角形)」につなげます。
線の接続点を黒丸(●)で描きます。
各器具の配線の横にB(ブラック)を描き加えます。
⑤ジョイントボックスを描きます
配線を接続する箇所にジョイントボックスまたはアウトレットボックスを描きます。候補問題ではジョイントボックス1個となっています。
⑥配線の接続箇所に印を付けます
リングスリーブには黒丸(●)、差込コネクタには黒四角(■)を描きます。候補問題ではリングスリーブや差込コネクタの指定がありませんが技能試験では指定がありますので確実に描きましょう。
候補問題ではすべての電線のサイズ(太さ)が書かれていませんが、技能試験では指定がありますのでリングスリーブを選定し圧着のマークを記入しましょう。(○)、(小)、(中)
誤圧着の防止と時間の短縮に役立ちます。
⑦配線の色を記入します
残りの配線の色を記入します。
候補問題で指定のある配線のサイズは記入しておきましょう。(VVF2.0-2C)
施工の時、分かりやすいですので、指定がある配線はすべて記入しましょう。
完成です。