電気工事士は複線図が鍵!技能試験はこれで勝負

2014-11-02

第二種電気工事士下期技能試験が近づいてきました。準備は順調に進んでいますか?まだという人もまだ間に合います。1ヵ月間あれば十分準備することができるのです。

マーク 複線図の上手な描き方

電気工事士技能試験で最初にするべきことは課題の単線図を複線図に描きなおすことです。複線図は技能試験を進めるにあたっての設計図であり重要な役割をもっています。描き方の基本ルールをおさらいしておきましょう。

単線図

複線図の描き方の基本ルールは

1)接地側電線(白線)はランプ・コンセントにつなぐ
2)非接地側(黒線)はスイッチ・コンセントにつなぐ
3)最後にランプとスイッチをつなぐ

でした。おわかりですよね。

基本ルールの詳しい解説はコチラ

電気工事士試験本番で回路が複雑になっても基本は変わら
ないので、しっかり抑えておきましょう。完成図

さて、平成26年度の第二種電気工事士技能試験の候補問題は全部で13問です。13問すべてにこの基本ルールが当てはまるのです。
ところで、電気工事士技能試験の本番の試験時間は40分。正直、時間はかなり厳しいです。かなり慣れている人でない限り、時間に余裕はありません。

あと1つ圧着さえできれば完成だったのに、なんてことが本番でも実際に起こり得るのです。しかし、複線図がよく
描けていれば、電気工事士技能試験の実技はスムーズに進め
ることができるのです。

逆に、わかりづらい複線図とはジョイントボックス内で配線が窮屈になっている。ジョイントボックスからはみ出した配線がある。途中で配線が交差しているなどです。

みなさんは電気工事士技能試験の準備として、複線図を描くときに最初に単線図の器具を描きますね。電源、ランプやコンセント、ジョイントボックス、スイッチなどですね。しかし、わかりやすい複線図を描くためのコツはジョイントボックスを最後に描くです。そうすることで、窮屈になっていた図が驚くほど見やすくなるはずです。是非、試してみてください。

次は配線の取り回しです。配線の取り回しをよく考えないと、とても見ずらい図となってしまいます。例えば、電源の白を上(又は左)にするか、下(又は右)にするかといったところです。このように配線のレイアウトで図の

「見栄え=わかりやすさ」が大きく変わってくるのです。

電気工事士試験本番までに何度も繰り返し練習しては描き直し、ベストな配線レイアウトを探してみましょう。

マーク 電線加工の上手なやり方

ケーブルの加工
電線の外装被覆とは左図の上でVVFケーーブルの外側のグレーの被覆、芯線被覆とはその中にある白黒の被覆です。芯線被覆を剥くと銅線ですね。

技能試験では電線の被覆剥き(ストリップ)にはベストな寸法があります。その寸法通りに施工すれば技能試験本番をスムーズに進めることができるのです。

ベストな複線図の描き方や電線ストリップ寸法を知っていれば、ランプレセプタクルや露出型コンセント、引掛けシーリング(角形)、ジョイントボックス内の圧着等、簡単に取り付けすることができ、手直しする必要もありません。

結果、大幅な時間短縮となり、試験中に気持ちの面でも余裕ができるのではないでしょうか?ただし、ストリップの寸法を理解した上で最初にする電線の切断を行わなければいけませんね。

電線の切断寸法=ストリップの寸法(両端分)+配線長さ

これを確実に算出し複線図に記入しましょう。そうする事ができれば、鬼に金棒ですね。技能試験時間は40分。試験本番で電線の切断寸法を決める際に、迷っている暇はないのです。そのため、器具により、あらかじめベストな電線ストリップの寸法や電線の切断長さを考えておく必要があるのです。

マーク 器具への取付けと圧着について

電気回路
技能試験でいう器具とはランプレセプタクルや露出型コンセント、埋込型コンセント、埋込型スイッチ、、確認表示灯、引掛けシーリング、配線遮断器、端子台、リモコンリレー等、たくさんあります。

ストリップした芯線をそのまま差し込む器具もあれば、ねじ止めするものもありますね。また、芯線で輪を作りねじ止めするのはランプレセプタクルや露出型コンセントです。ランプレセプタクルと露出型コンセントではねじのサイズが違いますので、輪づくりの大きさも微妙に変わってきます。

輪の大きさが違うということは、ストリップの寸法も違ってくるのです。経験と慣れが必要ですね。複線図も含め、十分練習しておきましょう。

次は、圧着についてです。圧着とは器具に取り付けた電線をつなぐことです。リングスリーブ接続による圧着は、複線図をよく確認し配線の間違えに十分注意しましょう。万が一間違えてしまうと電線のストリップをやり直す必要があるので時間のロスになってしまいます。およそ2分くらいはロスすることになるのではないでしょうか?

誤配線は複線図がしっかり描けていれば、再確認するこで防ぐことができますね。

しかし、複線図や配線を間違わなくても以外な落とし穴が潜んでいます。圧着時の配線のズレです。しっかり圧着したと思っても1本だけ芯線の挿入が浅かったりすることです。手直しにかかる手間は誤配線を直すのと変わらないのです。ちょっとの油断が命取りになるかもしれないのです。

電線のズレを押さえるために、配線クリップを使うのも効果的ですが、とはいうものの、電線は意外と硬いため、戻ろうとしてズレる可能性があるのです。

配線クリップを使った上でちょっとしたコツを加えれば電線がズレることを防げます。

いずれにしても、技能試験は複線図が大切で、電線の加工は慣れと経験がものをいうのです。


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