第二種電気工事士!試験対策①
2014-03-25
第二種電気工事士の試験の試験対策として、よく出題されている過去問から対策を進めましょう。
今回は並列回路の抵抗にかかる電流を求める計算方法、
分流の式です。
上図のような並列回路の各抵抗にかかる電流を求めるには3つの式を解く必要があります。
分流の式を使えば3つの式が1つの式で解くことができます。
実際に計算して比較してみましょう。
上図のI1の電流を求める通常の方法は
①合成抵抗を求める
②抵抗の両端に生じる電圧をオームの法則で求める
③オームの法則で電流を求める
計算式は ①R=1×2/1+2=2/3Ω
②V=IR=4.5×2/3=3V
③I=V/R=3/1=3A
I2の電流を求める通常の方法は
①R=1×2/1+2=2/3Ω
②V=IR=4.5×2/3=3V
③I=V/R=3/2=1.5A
となります。
分流の式の計算方法は
回路の電流×求める電流でない方の抵抗値/2つの抵抗の和 となります。
実際に計算してみましょう。
分流の式でI1の電流を求める方法
I=4.5×2/1+2=3A
分流の式でI2の電流を求める方法
I=4.5×1/1+2=1.5A
となます。簡単ですね。
最初に書いた通常の計算方法で答えを導くのは正攻法ではありますが、分流の式の計算の仕方を知っているだけで効率よく且つ、時間を大幅短縮することができるのです。
ましてや電気工事士の筆記試験の本番であれば使わない理由はないでしょう。
また、こういった計算方法はさらに応用を効かせることができますので、ぜひ、覚えておいてくださいね。