22世紀の電気工事士!!

2014-05-01

22世紀の電気工事士はどうなっているのだろう。電気工事士ロボットが活躍しているのだろうか?また、電気工事士の試験や難易度はどう変わっているのだろう。電気工事士とは違った形の試験に進化しているのだろうか?

先ずは現在の第二種電気工事士の試験を受ける人ってどんな人かを調べてみよう。

第二種電気工事士の試験を運営している財団法人電気技術者試験センター発表の電気技術者受験者実態調査(平成23年)による調査結果には興味深い項目が沢山あります。ちょっとのぞいてみてみましょう。

第二種電気工事士受験者数の受験回数について

第二種電気工事士の受験者の受験回数は難易度と大きく関連があります。
はじめての受験者 61.7%  2回目 10.4%  3回目 4.8%  無回答 22.9% 
無回答が多いため的確な判断は難しいですが無回答は除外すると8割が初めての受験者で2割が2回目以上の受験者ではないでしょうか。筆記試験の合格率と技能試験の合格率を合算したトータルの合格率が50%以下であるため、2回目以上の受験者が初めての受験者数を超えていてもいいような気がしますが、その結果から考えてみると、複数回受験してあきらめてしまった人が結構いるのではないでしょうか?取得する価値のある実用的な試験であるため、あきらてしまうのはもったいないですよね。あきらめないことでいずれ成功はやってくるものであきらめたとき、はじめて失敗と言えるのです。あきらめない限りは失敗ではなくチャレンジ中です。チャレンジを続けることで成功できるのです。

第二種電気工事士受験者数の年齢について

受験者の年齢で一番多いのは30代の26.7%です。続いて10代の21.5%、3番目に20代の21.0%、その次が40代の16.0%、50代8.1%です。若い人が多いようですが40代、50代で受験される方が意外に多いですね。

第二種電気工事士受験者数の職業について

第二種電気工事士の職業は電気工事会社20.3%、ビルメンテナンス・商業施設保守会社13.2%、建設会社8.7%、電気通信工事会社7.1%、電気機器製造会社6.7%、電気機器卸・小売業者4.6%、ガス会社4.4%、官公庁・学校3.7%、電力会社3.3%、石油・化学製品製造会社2.0%、食品製造会社1.5%、電気鉄道会社0.7%、その他です。意外と多くの業種に関係しているのですね。 

第二種電気工事士受験者数の増加について

特に注目する項目は第二種電気工事の受験者数の増加についてです。平成22年度の受験者数は13万人と前年度以前、9万人台の受験者数を大きく上回っています。平成25年は14万人となっています。

なぜ、第二種電気工事士の受験者が増えたのでしょうか?

主な受験者増加の要因は電気工事現場における法令遵守(コンプライアンス)の強化です。2006年の浴室乾燥機電源電線接続部の不適切電気工事に関する注意喚起や、2008年のエアコン設置工事における保安確保の徹底による規制強化が急務となりました。電気工事業者、電気機器卸・小売業者、建設業者、住宅業者、管工事業者が資格取得者の確保が必要になったことで電気工事士の需要が大幅に増えたことが受験者の増加につながったのです。

結果として、太陽光発電設備の設置やLANなどの情報通信の配線工事、ガス会社では燃料電池の普及につながっていますね。

もう一つは不況によるものです。不況により雇用情勢が悪化したことにより、資格の取得がリストラの対象になりにくいことやリストラされても再就職に有利であると世の中の人が判断したためです。

また、新しい需要が増えたことも要因の一つです。住宅に設置するエアコンの増設や太陽光発電、エコキュート、燃料電池設備の増加に伴う有資格者の需要の増加です。電気工事士資格者の幅が広がったと言えますね。

第二種電気工事士需要の増加に伴う影響について

今後、第二種電気工事士の需要がさらに増加し、資格取得がますます必要とされることは容易に予想がつきます。また今まで電気工事士の資格者を必要としていなかった業種でも今後は必要とされる可能性は十分あるわけです。なぜなら、多くの設備や機器が電気を動力として動いていること、それを制御するものも電気信号であり電気通信であるからです。第二種電気工事士の資格を持っておくことは将来的にとても役に立つこととなるでしょう。

第二種電気工事士の需要が増加したことにより試験自体の難易度が上がるとは考えにくいですが、10年前は今より合格率が低く難易度が高かったことを考えるとこの先の10年間で、もう少しむずかいい試験となる可能性があるかもしれません。筆記試験の問題のレベルが上がったり、電気通信等の項目が追加されるかもしれません。また、技能試験の技術レベルが上がったり採点方法が変わるかもしれません。平成27年の試験がどう変わるかは現時点では誰もわかりません。そういう意味では、今年の試験で確実に合格しておくことはかなり重要であり意味のあることかもしれません。第二種電気工事士の資格は将来性のある資格であるということが言えるのではないでしょうか?

第二種電気工事士の需要がどんどん増えて、このままいくと22世紀には電気工事士であふれかえっているかもしれませんね。


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